第5回バイブルクラス 手作り味噌作り 報告
毎年、最後のバイブルクラスとして恒例となってきました手作りの味噌の仕込み体験を2月26日に行いました。今年は、経験者ばかりで、未経験者はバイブル委員の一人のみ、ということで、安達先生によるバイブルメッセージをゆっくりとみんなで耳を傾けて、その後すぐに各自味噌作りスタート、という流れでした。
バイブルメッセージはルカ15:8−10から無くした銀貨の話をシェアしてくださいました。聖書の中によく出てくる1匹の子羊を探しに行く羊飼いの話と同様、無くした1枚の銀貨を見つけた女主人が、町の人たちと大喜びする、というイエス様がお話しされたたとえ話の一つです。銀貨が一枚がたとえ意志を持って、自分でどこかに行こうとも、自分を使ってくれる主人がいなければ、その銀貨自身では何も出来ず、女主人が使って初めて、銀貨の存在に意味が出ます。また、宮沢賢治の雨にも負けずの詩のモデルとなった斎藤宗次郎を紹介し、彼の人生にはいつも苦しみがあったが、イエス・キリストを知り、その信仰によって、苦しみを希望に変えて生きてきた、というお話でした。
そのバイブルメッセージが終わると、各自持ってきた材料を仕込む作業に入ります。講師を招いているわけでもないので、皆さんさすがベテランさんで、豆から作るメンバーは各自豆を潰しに入りました。
そして、ここで、強力な豆つぶしの助っ人登場!我らが青葉園の園児たち!袋に入れた豆の上にビニールを敷いて、その上から足踏みして、豆を滑らかになるまで潰します。また、米麹と塩を混ぜる前に固まりになっている米麹を綺麗にバラバラにする作業も手伝ってくれました。中には米麹の香りを嗅いで、お醤油と同じ匂いがする!と素晴らしい嗅覚の持ち主も!個人的には、子供達が自分の手で、足で、肌で、また鼻で、色んな感覚を使って、お味噌を作るための作業を行うのは、素晴らしい食育で、あまり詳しくはありませんが、モンテッソーリ的でもあるのかも、と気付かされました。
今回は、豆から作る通常のお味噌ではなく、豆乳とおからから作るお味噌のレシピを試した方々もいらっしゃいました。この豆乳おから味噌は、昨年度のバイブル委員が初めて試作して、今年は皆で試食をさせてもらいました。こちらは、本当にただ混ぜるだけ!の簡単レシピです。今年は、お試しで、園のお食事会用にも、別でこの豆乳おから味噌を仕込みました。
みなさん、午前中に作業終了で、お昼はオーダーしていたお弁当と、有志の提供により昨年仕込んだお味噌の試食を頂きました。豆の種類や熟成期間、また保管環境で微妙に味が変わる面白さも感じました。
午後はみなさんゆっくりとした歓談タイム。なかなか普段ゆっくりとお話しする機会もなく、卒園生のママさんたちともゆっくり卒園後の小学校での様子をシェアしてもらったりと、楽しい時となりました。
これにて、本年度のバイブルクラスは全て終了致しました。なかなか至らない点も多かったかと思いますが、たくさんの方々にご参加頂き、ありがとうございました。来年度も引き続き、バイブルクラス に奮ってご参加ください。これからも、バイブルクラスが青葉園の保護者の皆様をはじめ、多くの方々にとって楽しい交流の場となりますように。